こんにちは。江東区東陽、東京メトロ東西線「東陽町駅」西口1番出口より徒歩0分にある歯医者「ナオデンタルクリニック」です。

子どもの口を覗いてみたとき、歯の表面に白っぽい汚れやザラザラしたものが付着している場合、歯石かもしれません。歯石は、大人だけの問題だと思われやすいですが、実は子どもにも見られることがあります。
歯石を放置すると、虫歯や歯肉炎の原因になる可能性があります。
この記事では、子どもの歯石を放置するリスクと、歯石取りの流れについて解説します。歯石がつかないようにするためのポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
歯石とは

歯石とは、歯の表面に残った歯垢(プラーク)が石のように固くなったものです。細菌の塊であるプラークが長時間放置され、唾液中のミネラルと結合することで石灰化し、硬くて頑固な歯石になります。
歯石には、歯の表面に見える白っぽいものと、歯茎の内側にある見えないものの2種類があります。歯茎の内側にできるものは、歯茎の炎症を引き起こす大きな原因となります。見た目ではわかりにくいため、知らない間に歯周病が進んでいることも少なくありません。
子どもの場合は歯磨きが十分でないことが多く、歯石ができやすい環境になりやすいです。見た目では問題なさそうに見えても、歯科医院でチェックしてもらうことが大切です。
子どもの歯石を放置するリスク

歯石はただの汚れではなく、放置することでさまざまな口腔トラブルを引き起こす要因となります。ここでは、子どもの歯石を放置するリスクについて解説します。
虫歯や歯周病の原因になる
歯石の表面はザラザラしており、プラーク(歯垢)が付着しやすくなります。そのため、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
特に子どもはまだ歯磨きが不十分になりやすく、歯石のまわりにプラークがたまりやすいです。プラーク内の細菌によって歯肉に炎症が起こると、ブラッシングのたびに痛みを感じ、ますます歯磨きがしにくくなるという悪循環に陥ることもあります。
口臭の原因になる
歯石の表面には歯垢や細菌が付着しやすく、これらが分解される過程でガスが発生し、口臭の原因となります。特に歯と歯茎の間に歯石があると、磨き残しが増え、不快なにおいが強くなることがあります。
歯並びが乱れるリスクが高まる
乳歯の段階で歯石によって炎症が起こったり歯がぐらついたりすると、永久歯が正しい位置に生えなくなるおそれがあります。乳歯には、次に生えてくる永久歯のためのスペースを確保する役割があります。
そのため、乳歯が早期に抜けると、永久歯が生えるスペースがなくなり、歯並びが乱れやすくなるのです。
子どもの歯石取りは何歳から受けられる?

子どもの歯石取りは、一般的には乳歯がすべて生え揃う3〜4歳頃から検討されることが多いです。乳歯が並び、歯並びに段差が出てくる時期になると、どうしても磨き残しが増え、歯垢や歯石がつきやすくなるためです。
ただし、年齢で一律に区切るのではなく、実際の口腔内の状態や、お子さまが受診時に椅子に座れるか、口を開けられるかといった協力度も判断材料となります。乳児期はまだ動き回ったり泣いたりして治療が難しい場合が多いため、歯石取り自体も無理に行わないケースが一般的です。
一方で、小学生以降になると歯石が目立ちやすくなり、本人もクリーニングに前向きな傾向が見られます。歯石除去を行うことで、将来の歯周トラブルの予防にもつながるため、本人が慣れてきたタイミングで始めるとよいでしょう。
初めてのクリーニングに対して不安を持つお子さまも多いため、なぜ歯石を取るのか、どうやって取るのかをわかりやすく事前に説明し、安心して受けられるようサポートしましょう。
子どもの歯石取りの流れ

ここでは、子どもの歯石取りの流れについて解説します。
診察と口腔内チェック
処置を始める前に、まずお子さまの口の中をしっかり観察し、歯石の付き具合や歯茎の様子、虫歯がないかどうかを確認します。子どもの歯は年齢や成長に応じて状態が変わるため、今の時点での問題点や、これから注意すべきこともあわせて見極めます。
もし虫歯や歯茎の炎症が見つかった場合は、歯石除去の前にその治療が優先されることもあります。歯科医師と保護者の方が相談しながら、子どもに合ったケアの進め方を決めていきます。
歯石除去
歯科医師や歯科衛生士が、スケーラーという専用の器具を使って歯石を取り除きます。初めての歯科処置の場合、痛みや音への恐怖を感じやすいため、優しく声をかけながらリラックスできるよう配慮されることが多いです。
スケーラーには手動で操作するものと、超音波振動で歯石を砕くタイプのものがあります。状況に応じて最適な方法が選ばれ、歯への負担を最小限に抑えながら処置を行います。
フッ素塗布
歯石除去のあとは、虫歯予防のためにフッ素を塗布することが多いです。フッ素には歯を強くし、酸に対する抵抗力を高める効果があります。痛みもなく、短時間で終わるため、子どもへの負担も少なく済むでしょう。
子どもが歯石取りを受けるときの注意点

子どもに歯石取りを受けさせる際は、保護者の方がいくつかの注意点を理解し、スムーズに進められるようにサポートすることが大切です。
ポジティブな声かけを行う
子どもが安心して処置を受けられるように、保護者の方からの声かけがとても大切です。「歯をピカピカにしてもらおうね」など、前向きな言葉がけを心がけましょう。
一方で、「痛くないから大丈夫」「怖くないよ」といった言葉は、逆に「痛いことをするのかな」と子どもに警戒心を与えることがあります。ネガティブな言葉は避け、終わったあとはよく頑張ったねと褒めるとよいでしょう。
無理に施術を進めない
子どもが歯科医院の環境に慣れていない場合、無理に歯石取りを進めるのではなく、まずは診療室の雰囲気に慣れることを優先しましょう。初回の受診では口を開ける練習から始め、少しずつ歯科治療に対する恐怖心を軽減していきます。
嫌な思い出が残ると、将来的に歯科受診を嫌がる原因になることもあるため、歯科医師と保護者が連携して子どもの気持ちに十分配慮することが大切です。
小児歯科のある医院を選ぶ
子どもの歯石取りを検討する際は、小児歯科に対応している歯科医院を選ぶことが大切です。子どもの口腔内は大人とは異なり、歯や顎の成長段階に合わせた診療が求められます。小児歯科では、子どもの心理面にも配慮した診療体制が整っており、痛みや恐怖心を和らげながら処置を進めてくれるでしょう。
また、待合室に絵本やおもちゃが置いてあるなど、子どもがリラックスできる環境かどうかもひとつのポイントです。子どもへの配慮がある歯科医院を選ぶと、治療への苦手意識を軽減し、今後の歯科通院への抵抗感も減らせるでしょう。
子どもに歯石が付くのを防ぐには

歯石が一度できると自宅では除去できないため、子どもの段階から歯石ができにくい環境を整えることが大切です。以下に、歯石の発生を抑えるための対策を紹介します。
毎日の丁寧な歯磨き
歯石はプラークが硬化したものであるため、歯石の予防にはプラークの除去が重要です。特に、食事の後は口の中に食べかすが残りやすく、そこからプラークが形成されていきます。1日3回、食後の歯磨きを丁寧に行うことが基本の予防策です。
お子さまが小さいうちは、保護者の方が仕上げ磨きを行う必要があります。小学校低学年までは自分だけでしっかり磨くことが難しいため、夜の仕上げ磨きは10〜12歳頃までは続けることが望ましいです。
また、歯の表面だけでなく、歯の側面や裏側、歯と歯茎の隙間にもブラシを当てることを心がけてください。強くこすりすぎると歯茎が傷つくことがあるため、やさしく、小刻みに動かして磨きましょう。
食生活の見直し
砂糖を多く含む食べ物や飲み物ばかり摂取していると、歯垢が作られやすくなります。間食が多い、ジュースやお菓子をダラダラ食べるといった習慣があると、口の中が常に酸性に傾き、歯の表面に汚れが停滞しやすくなります。
甘いものを控える、水分補給はお茶や水にする、食べたあとはすぐに歯磨きをするなど、食事の時間や内容に気を配りましょう。
定期的な歯科検診
歯磨きをしっかりしていても、歯石や汚れを完全に防ぐことは困難です。そのため、定期的に歯科医院でチェックを受けることが大切です。子どもの場合は3か月に一度のペースで通院するのが理想とされています。
検診では、歯石や虫歯の有無を確認するだけでなく、歯磨きの仕方や生活習慣についてのアドバイスも受けられます。健康な歯を守るために、定期的に歯科医院を受診しましょう。
まとめ

子どもの歯石取りは、虫歯や歯肉炎の予防に欠かせないケアの一つです。歯石がついたまま放置すると口の中の環境が悪くなり、将来的なトラブルの原因にもなりかねません。家庭での歯磨きも大切ですが、歯科医院での定期的なチェックを受けることで、歯石の早期発見と除去が可能です。
保護者の方が正しい知識を持ち、お子さんと一緒に歯の健康を守る習慣を身につけていくことが大切です。定期的な受診と日々のケアで、子どもの将来の口腔トラブルを防ぎましょう。
お子さまの歯石取りを検討されている方は、江東区東陽、東京メトロ東西線「東陽町駅」西口1番出口より徒歩0分にある歯医者「ナオデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、「一生、自分の歯でおいしく食事をしてほしい」という願いから、むし歯や歯周病の治療、歯列矯正、インプラント治療などにあたっています。診療案内ページはこちら、WEB予約も受け付けておりますのでご覧ください。

■この記事の監修者
高峰 直努
経歴
- 昭和41年6月28日 東京都大田区出身
- 平成3年 日本大学歯学部 卒業
- 平成8年6月11日 ナオデンタルクリニック開業(江東区)
所属団体・学会
- 日本歯科医師会
- 東京都歯科医師会
- 深川歯科医師会
- ITIインプラント
- カルシテックインプラント
- 日本顎咬合学会会員
- CHP研究会 HTP東京第3期
ナオデンタル 管理者
最新記事 by ナオデンタル 管理者 (全て見る)
- 子どもの歯石取りはいつから?歯石を放置するリスクも - 2026年8月4日
- 無料矯正相談 - 2026年7月30日
- マウスピース矯正ですきっ歯は治る?メリット・デメリットと費用も - 2026年7月28日