顎の状態をスキャンすることで事前にインプラントを入れる位置を決めることができ、症例によっては、切開や剥離の必要がなくなります。
Computed Tomographyの略で、コンピュータを駆使したデータ処理と画像再構成で、断層写真を得ることができるX線コンピュータ断層投影装置のことです。
今までのレントゲンでは平面単位の情報しか得られませんでしたが、CTで立体での情報を得ることができます。
医科用CTとの違いは、X線照射量が、撮影範囲にもよりますが、医科用CTを撮影したときに比べて、1/100~1/20くらいの被曝線量で撮影できます。
費用が半分以下ぐらいになり、5倍の情報量(0.1mmスライス厚)になりました。 短期間の撮影で、検査結果および術後の評価がその場で分かります。
インプラント治療をご検討されている方にとっては、正確な診断と安全確実な治療のために、歯を支えている周りの骨の状態を知ることは大切なことです。
これからのインプラント治療にCT検査はかかせません。CT画像は、アゴの骨の立体的な形態や、神経の位置把握、さらに骨密度の診査などに利用されます。
治療を行う前だけではなく、治療終了後にも撮影を行い状態を確認します。CTスキャン画像があるのとないのとでは安全性に大きな差が生じます。
X線照射量が、撮影範囲にもよりますが、医科用CTを撮影したときに比べて、1/100~1/20くらいの被曝線量で撮影できます。
費用が半分以下ぐらいになります。5倍の情報量(0.1mmスライス厚)になりました。短時間の撮影で、検査結果および術後の評価がその場で分かります。
東京-ニューヨーク間を飛行機で往復すると0.19mSvの自然放射線をあびることになり、その約10分の1の0.02mSvが1回分の当医院での歯科CT撮影と同等の放射線量であると比較されています。
毎日のように飛行機に乗られているパイロットの方やキャビンアテンダントの方などを考えても放射線量は微量と考えられます。
歯科用部分CTスキャンでのレントゲン診断では、従来のレントゲン診断に比べて、下記のような診断がより正確にできます。
歯科用部分CTスキャンでのレントゲン診断では、インプラント治療時に、事前にインプラントを入れる歯槽骨の状態を立体的に把握できます。これにより、インプラント治療の可否や入れる場所の位置決めが事前に正確に決定できます。
歯科用部分CTスキャンでのレントゲン診断では、歯槽膿漏、歯周病の歯の根の周りの歯槽骨の状態を立体的に把握できます。これにより、歯槽骨の溶けた(吸収した)範囲や状態の診断もより正確に行え、事前の治療方針の決定などにも役立ちます。
歯科用部分CTスキャンでのレントゲン診断では、根の先にできた病気の大きさと病気の範囲が立体的に把握できます。これにより、根の治療が可能かどうかの判断もより正確に行えます。
歯科用部分CTスキャンでのレントゲン診断では、今までの平面的なレントゲン診断ではわからなかった、ひび割れの範囲と大きさの正確な診断が行えます。これにより、歯の保存が可能かどうかの判断も事前に行えます。
親知らずを抜く場合も神経との位置関係がわかり危険な抜歯を回避することが可能となります。腫瘍の有無や大きさ、位置関係についてもわかります。
当院では、歯科用CTの撮影を引き受けており、撮影オーダーは、以下のような流れになっております。簡単に依頼いただけるよう、ご依頼に際しましては、事前登録等は特に必要ございません。また、確実にデータをお引き渡せるよう、皆様のご協力をお願いいたします。
歯科用CT依頼書はこちらから、詳しいご依頼方法はこちらからダウンロードしてください。
撮影後、CTデータはCDに作成されます。 CTデータのお引渡し方法は次の2方法からお選び下さい。
撮影に際して知り得た個人情報は、個人情報保護法ならびに医療人としての善管義務の理念に基づき慎重な取り扱いを双方が行うこととします。
CTデータの入ったCDにはワンデータビューワプラスとワンボリュームビューワ(OneVolumeViewer)が添付されています。専用ソフトがインストールされていないパソコン(Windows2000, XP, Vista)でも、3D画像をご覧になれます。
当院では原則として、読像所見の記載や画像のプリントアウトは行っておりませんが、ご希望により可能です(別途料金、郵送または宅配便のみ、お引渡し+2日)。
(※)経過観察撮影は2度目以降の撮影料金になります。
当医院のCT撮影はモリタ社製「Veraviewepocs3D(ベラビューエポックス)」による、80×40あるいは40×40の撮影になります。