All On 4とは、全く歯のない状態に対して、4本のインプラントで全ての歯(12本)を支える方法です。
従来、無歯顎(歯の無い人)には「総入れ歯」もしくは、片顎 8本~10本のインプラントを埋入しなければなりませんでした。
All on 4は、ポルトガルのDr.Paulo Malo(パウロ・マロ)によって開発された最新のインプラント治療法で、固定式の仮歯を治療当日に入れられるため、固定が得られれば、おおむね治療した即日に噛むことができ、食事も柔らかいものであれば可能です。
残念ながら、オールオン4は骨の状態や咬みあわせなどの条件により、全ての患者様に適応できる治療方法ではありません。
特に、欧米人と日本人では、骨の状態に違いがあります。日本人の骨は欧米人に比べて脆弱です。当院では、欧米人と同じ考え方をそのまま日本人に当てはめるのは、大変危険であると考えています。
しかし、All on 4が難しい場合でも、十分な診断をもとに、All on 6(6本のインプラントで全ての歯・12本を支える方法)という方法で、より安心のインプラント治療が行える場合もあります。
All on 4は、以前の8~10本のインプラントを使用した治療よりも、値段が安く済むという利点があります。